2021年2月9日衆議院本会議において、菅義偉総理大臣も出席をして『所得税法等の一部改正案』の趣旨説明があり、会派を代表し日吉雄太衆議院議員が登壇をしました。
冒頭、「東京オリパラ組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言に対して、有志で、白い服装、胸に白いポケットチーフ、白いバラを身につけ、女性参政権のシンボルである『白』をまとい、抗議の意味をこめて本会議に臨んでおります」と表明し、質問に入りました。
菅総理の長男が総務省幹部に対し、国家公務員倫理法抵触が疑われる接待を重ねていたとされる問題に触れ、与党の「説明責任無視」の姿勢を批判。国民の信頼を損ねる行為であり、「国民の皆さまは、強い憤りをもって私たち野党も含め、国会議員全員の言動を注視している」と述べた上で、総務省に対して内部調査の期限を切るよう求めました。
税制の総論として、コロナ禍における価値観の大転換により、生き方、暮らし方、仕事の仕方などさまざまな変革が生じているとしたうえで、変化する社会に対応するために、税制が果たすべき役割は大きく、タイムリーかつ適切な改正が求められていると述べました。
また、コロナ禍における税制で家計を下支えするためには、全ての人に課される消費税を減税することが一つの選択肢であり、生活に困窮する方を支援し、消費の促進を通して事業者を支えるために、経済が回復するまでの当面の間、消費税を廃止するつもりがないか、菅総理の見解をただしました。
「金融所得課税の総合課税化」や「給付付き税額控除」といった、所得再分配機能を回復させるような税制全体の抜本的改革が必要だと訴えました。終わりに「改革を止めているのは野党ではなく、あなた方だ」と述べ、演説を締めくくりました。
本会議代表質問 日吉雄太(所得税法等の一部を改正する法)2021年2月9日
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