2020年5月20日文部科学委員会が開かれ、「著作権法の一部を改正する法律案」について審議が行われ、日吉雄太衆議院議員が質問に立ちました。今回の改正は、近年、デジタル化・ネットワーク化の進展に伴い、電子書籍が増加する一方、出版物が違法に複製され、インターネット上にアップロードされた海賊版被害が増加していることから、紙媒体による出版のみを対象としている現行の出版権制度を見直し、電子書籍に対応した出版権の整備を行うものであります。まず初めに、平成三十年、著作権法の一部改正により、教育現場での著作物の円滑かつ適法な利活用を促進する観点から創設された授業目的公衆送信補償金の現状について問いました。また、著作権法といえば、権利者側に立った規制強化に非常に重きを置いている感じがすることから、利用者の利便性が損なわれるのではないかと危惧する部分が大きいと考えるが、今回の法改正によりこの利用者の利便性を確保という観点からどのように取り扱っているのかを問いました。

続いて、下関市立大学の特別支援教育特別専攻科設置をめぐる教員採用の問題について、文部科学省の対応について問いました。この問題は、定款で教育研究審議会の審議を経なければならないということにもなっているにもかかわらず、この専攻科設置に反対する教員が出席を拒否したことによって、この審議会が開催されないままに、審議会の審議を経ることなく、この専攻科設置、教員の採用が決まってしまったということで、学長が採用を判断し、理事長が決定したという異常な状況になっているのです。当時の専攻科設置の手続、そして教員採用の手続が適正だったかどうか、どのように判断されているのか文部科学省に問いました。

 令和2年5月20日 衆議院文部科学委員会議事録 PDF

◆衆議院インターネット放送にて視聴可能です。是非ご覧ください。(2020年5月20日)

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